しこうけいさつ24じ・広報部

カップリング二次創作の個人サークル「しこうけいさつ24じ」(代表:眠れる兎6号)の活動記録や、日々の雑記など。(Twitter:@nemureruusagi06)

我学習漢語和活路了。

23日の昼から24日にかけて、

大学の中国語インテンシヴクラスの合宿があった。

琵琶湖リトリートセンターという同志社の施設にて、

みっちり中国語を教わるという恐怖の2日間である。

JR京都駅に集まったメンバーは

生徒が自分含め男5人、女性7人。

先生方と、OB,OGの方も一名ずつ。

比較的少人数のクラスだ。

到着した直後から、

早速本文の暗唱をさせられるということで、

電車の中、慌てて教科書を開く。

しかし脳内では、空気公団の『旅をしませんか』が

ローテーションしていた(集中する気なし)

学習合宿とはいえ、やはり遠い所に行くというのはウキウキする。

窓の外の景色が変わるにつれ、気分も増す。

意外と早くJR北小松駅に到着。

この地を訪れるのも3回目。

雄大な琵琶湖の水平線と、

穏やかで緑豊かな光景にほっこり。

送迎バスに乗ってセンターに到着。

着いてすぐ、講義が開始する。

ネイティブの先生がご主人(同じく教師)と

幼いお子さんを連れてこられており、

非常に微笑ましく癒された。

まず、各々が前に出ての中国語による自己紹介。

「我很好(私は元気です)」

「我很忙(私は忙しい)」といった、

一番な単純な文を並べ立てる「我很」戦法で乗り切った。

次はいくつかの班に分かれ、教科書本文の暗唱。

せっかくなんでジェスチャー付きで暗唱したらややウケた。なんか満足。

その後はOBの方に発音指導を受けて、

早いもので時刻も夕方に。一度部屋に戻る。


部屋は男子と女子で分かれる和室。

正直、クラスのメンバーとはあまり打ち解けられておらず、

会話もあまり交わしたことがない。

学年も学部も混在のクラスで、傲慢ながら

男子はなんか合いそうと思える人がおらず、

女子陣も女子陣内で固まっており、

どちらへも自分からあまり近付こうとは思わなかった。

部屋の中にて若干チャラい人の会話や言動を見聞きし、

「やっぱりこの人らとは合わなそうかなあ」という

壁を作ってしまいそうになる。

自分にとって「壁」の一つとなるのが「敬語」。

元々相手が年上かどうかわからない状況でも使えるし、

何より無難なので使用していたのだが、

いつしか相手を遠ざけるツールにもしている気がする。

親しくなりたいと思っても、

タメ口へ戻すタイミングを失ってしまう。

中国語のメンバーのみならず、

バイト先でも同僚や後輩に

いまだ敬語を使ってしまっていて、なんかモヤモヤと不便さを感じる。

一度手をつけてしまうと、なかなか「敬語の壁」は崩せない。

そんなモヤモヤを抱えつつ夕食と入浴。

リトリートセンターの食事は非常に多彩&美味で、

予約時にいくつかコースを選べる。

中にはフランス料理バイキング、なんて豪奢なものも。

今回はステーキコースで、

デザートに出てきたミニケーキセットが泣くほど嬉しかった。

風呂も久々に全身を伸ばせる浴槽に入れて、太好了。

合宿での入浴は、自分にとってこの上ない楽しみである。

夜の授業まで、部屋で皆と大富豪などをやる。

少し喋ることができた。


夜の講義では、先生やOBの方から、

中国にまつわる様々な話を伺った。

中国語を学ぶ意義、貿易、翻訳の仕事について……

仏教を専攻されているという

ネイティブの先生のご主人に個別に質問に伺ったところ、

授業終了後まで熱心に様々な話をしてくださった。

日本がいかに「平和ボケ」しているのかから、

日本人の宗教観に至るまで、

腹の辺りにズドンと響くお話は、実りあるものだったと思う。

しっかり自分の「柱」を持ちたいと思った。

同じく話を聞いていた女性陣たちも神妙な顔つきであった。

部屋に戻り、さあ寝るか、という所で、

成り行きから男女混合で施設近くのコンビニに行くことに。

灯りがほとんどなく、道は真っ暗。

恐怖しながら、携帯のライトで足元を照らして歩く。

交通量は多かったが、緑が茂り、虫や蛙の声が響く

静かな道を歩いていると、不思議な心持がした。

一人ずつ消えていくとか

皆で不吉なシチュエーションを想定したり、

光で巨大な影を作って遊んだりして、愉快な心持だった。

部屋に帰宅後は買ってきたものを分配して

女子陣とはあっさりと部屋を別れ、

その後は男性陣と静かに喋っていた。

受験やアルバイトなどの話を聞いているうちに、

チャラそうに見えた男子たちにも

様々な共感できる事情があり、

やっぱり早計な決めつけは良くない、と痛感した。


翌日、朝食はまた豪華なバイキング。

30種類以上の品が食べられて、

一人500円というのだから驚き。

中国語クラスの族長であり、合宿の発案者でもある

大ベテランの先生が近くに座る。

とかくこの先生はよく笑う。

笑う、というのも健康や長寿に大切なのかもしれない。

朝の授業ではまたしても暗唱。

何故か私の中国名が大いにネタにされ、結構ウケた。

ネタにしてくれたのは私がチャラいと言っていた男子陣。

なんか嬉しかった。

後半の授業(正直眠気でほとんど意識なし;)を経て、

昼ご飯(美味しい和食弁当)を食べ、記念撮影。

結局「敬語の壁」を取り払うことはできなかったが、

わずかながら印象や距離が縮まった気がした。

昼過ぎに帰宅。

中国語の方は言うほど上達したのかは謎だが、

「意味もなく中国語を言いたくなる」という後遺症が残った。

帰宅後は散髪と塾のアルバイトに向かう。

一段落した所で、バイト先にiPodを忘れたことに気付く。

さらに、中国語の辞書がどこにも見当たらない。

……どこかに忘れてきてしまったのかもしれない。

さらにさらに、携帯のストラップまで無くなった。

本当に、忘れ物や無くし物が多すぎるんだよ自分……

チキショーーーー!

【本日の1枚】

北小松駅からの眺め

ありがたいことに、晴天でした。