コミックマーケット2012 in Summer - 第八二の地平線-
年二回、夏と冬に東京で開催される
世界最大規模の同人イベント、
今回はそのコミケに、
初めて3日間フルで参戦してきました!
【8/9 コミケ前日】
夜行バスに乗り、一日早く9日に東京着。
あまり来たことがないので、初日は
気ままに東京散策することに。
東京駅から
皇居周辺(すさまじく広い)、
日比谷公園(やたらとカラスが多い)をうろつき、
国会議事堂へ。
警備が厳しく、「何とか中に入れないかな」と
思っていると、なんと
一般市民の観覧ができるとのこと!
内部が想像以上の豪華さ&壮大さで、
圧倒されてしまいました。
大理石がこれでもかと使用され、
建物スキーな自分にはありがたかった。
役員の方も丁寧に説明や案内をしてくださり、
法学部生としても非常に有意義な経験ができました♪
永田町にお立ち寄りの際はぜひ。
記念撮影後、国会図書館をチラ見し、新宿へ。
高層ビルがこれでもかと目白押しで、
特にコクーンタワーにはびっくりしました。
専門学校らしく、残念ながら中には登れなさそう。
観光名所にすればいいのになあ。
道中、広場で自衛隊の方々が演奏会をやっていた。
高層ビルと緑の街中に、弾むように響く音楽、という光景が、
自分の理想通りの光景で、非常に感動しました…
野外の音楽会っていいものですな。
続いて、憧れの東京官庁へ。
堪らない場所です…
「例のBGM」を聴きながら歩き回ることができて感激。
新宿を出て、江古田へ。
キリンジというミュージシャンのPVに登場する
喫茶店『poor house』を訪問。
キリンジのCDやサンドイッチは
残念ながらなさそうでしたが、
ゆるーい雰囲気の落ち着ける場所でした。
店主の方が顕微鏡で何か見ていたのが面白かった。
カレーも辛ウマで、ピクルスが絶妙。
江古田自体も落ち着いた街という感じで、
商店街の通りが素敵でした。
その後は神田のホテルへ。
大浴場が入り放題というありがたい宿。
コーヒー牛乳が売っていたのには感動!
さっそく入浴後に
「風呂上がり 牛乳飲んで 酔ったふり」を実践しました。
【8/10 1日目】
いよいよ本題のコミケ当日。
のんびり7時ごろに宿を出ましたが、
車中・行列ともにすごい人混み。
一日目は東の『まどか☆マギカ』のコーナーを回る。
杏子とさやかの同人誌を見れたのが
嬉しくて嬉しくて、
気が付いた時には15冊以上が手元に(汗)
コミケではお金のタガが外れますな…;
その中でも、サークル「Castle☆Command」の方に
スケッチブックを申し込ませていただくと、
快く引き受けてくださいました。
初対面な上に、申込み自体初めてで
軽くパ二ックになり、色々失礼もあったのですが、
丁寧に描いてくださり、嬉しかったです…
改めて、ありがとうございます。m( )m
まどマギ系の後は、
「生物(なまもの)」と呼ばれる、
実在の人物を元にした二次創作(ジャ○ーズなど)辺りも
見てみましたが、なかなか面白かった。
特に芸人のBLは、お笑い好きとしては
アパー!といった感じでした。
また、ツイッターで懇意にさせていただいている
同人作家さんや、大学の先輩、
中高時代の友人とも会って話すこともでき、
人間関係でも喜びがありました。
ただ、押しかけるのもご迷惑だったかな、と
申し訳なくなくもなりました。
自分のコミュニケーションにはいつも悔いを感じる;
1日目離脱後は、ツイッターで
仲良くさせていただいている
『日常』好きの方々と、オフ会「日常の前夜祭」へ。
「監獄居酒屋」という、非常に変わったお店、
ロックアップ上野店が会場。
遊園地のお化け屋敷のような
凝った仕掛けが随所にあり、入るのが恐かったですw
個室が監獄風に格子扉&窓、
ドリンクがビーカーや試験管に入っており、
ネタな名前になっていて、
デンジャラスな気分にさせてくれます。
他にも、1時間に1回、店内で謎のショーが起こり
突然爆音が鳴り響いて
スクリームやらピエロやらの
コスプレをした店員さんが歩き回る……などなど、
とにかくネタに事欠かないノリのいいお店でした。
さらに、2回目の入所(来店)で
頼めるドリンクメニューの種類が増えるなど、
かなりの商売上手でもありました。
1度は行ってみてほしい愉快な居酒屋です。
『日常』談義も盛り上がり、
二次会のカラオケでも、
『日常』関連ソングが目白押し。
つい調子に乗ってしまいました。
単身で東京に来たので、
こんな風に誰かと話して
ご飯を食べられる、というのは
非常にあたたかく、幸福でした。
【8/11 2日目】
前日のオフ会を主催くださった
ツイッター仲間、ぽんゆずさんが2日目に
「pyz工房」として出展されており、
ご好意でこの日は売り子を手伝わせていただけることに!
こんなむさい男でいいのかしら、と申し訳なくなりましたが;
通行証(初めて見ました、感激!)を受け取り、
初の会場前のコミケ。
列に並ぶのを回避できた上、
憧れのコミケを、サークル側から見ることができ……感無量。
しかもしかも!
ぽんゆずさんの杏さや本や
他にも杏さや同人誌やまどマギグッズをいただけました!
お忙しいのにこちらがお願いして
スケッチブックまで書いていただけて……
なんとお礼を申し上げたらよいか。
お隣のサークル「table」の同じくツイッター仲間さん、
ま(ざび)さんやモギ野さんも
今回の新刊、渾身の力作をくださり、
会場中を叫びながら
走り回りたい気持ちになりました(危険)
何もお礼できない自分がもどかしい!
初めて直接拝見することができて狂喜。
自分のことを女性だと思っていた方が
いらっしゃったのは予想外でした;
申し訳ないやら不思議やら。
自分の友人も来て、ぽんゆずさん特製ストラップを
買ってくれ、感謝ァ☆
満足な接客ができたかは疑問ですが、
非常に実りある経験になりました。
デフォルメキャラがキュートな先生ストラップも
中村先生が完売♪
…私も欲しかった(血涙)
「table」さんの方も大繁盛で、2日目は幕を閉じました。
その後は2日目の『日常』オフ会、
「日常の飲み会」へ集団で移動。
途中で忘れ物をして
勝手に集団を離れてしまい、
皆さんにご迷惑をおかけしてしまった。ごめんなさいm( )m
集合時間に集団大遅刻してしまいつつも、
なんとか秋葉原の会場に辿り着けました。
今回は15人を超える大規模なオフ会で、
どの方も『日常』創作・イベントのプロ。
数々のスペシャルな名刺をいただきました。
やはりお返しできないのがゆるしてヒヤシンス。
途中、睡眠不足+ほっとしたのか
急激な睡魔に襲われてしまい、
ほとんどお話はできなかったのですが…;
その場に居合わせられたことを光栄に思いました。
その後は解散し、昨日のオフ会でもご一緒した
通称「中村先生クラスタ」の方々と
ゲームセンターやカフェへ。
昨日に引き続いて、
『日常』に関する話や創作談義をば。
スケッチブックに絵を描き合う、といったことも。
これ以上ないほどの、
有意義な経験をさせていただきました。
【8/12 3日目】
最終日も前日2日と同じような感じなのかな…
と思っていましたが、甘かった。
男性向けメインということもあり、
比較にならないほどの男性率の高さ。
名だたる絵師の方も多数出展されていたそうで、
行列が意味の分からないことになってました。
館内も1日目、2日目の2倍くらい人がおり、
あらゆる箇所が満員電車状態。凄まじい。
3日目行かれる方はお気をつけて…
この日も『まどマギ』の杏さや本を中心に、
あれこれ漁りまくりました。
買ってすぐは「お金遣い過ぎかな…」と
ちょっと後悔するのですが、
今「あの作家さんの本もっと買っときゃよかった!」と
考えている自分がいて、なかなかに恐ろしいです。
成年向けの本が多く、
時たま死んだ魚のような目になっていたのですが、
女性向けの雑貨や、本当のサブカル系が多いのも
3日目の特徴で、そちらも非常に楽しめました。
欲を言えば、西のオリジナル系、一次創作系も
もっときちんとチェックしておくべきだった。
ついに最終日も過ぎ、帰りのバスが来るまでに
同じくコミケに来ていた大学の友人と合流。
最終日はぼっち飯を覚悟したのですが、
人に恵まれました。ありがたい(涙)
その友人は日向悠二さんの列に並んで
本を手に入れたらしく、
「もう一冊買ってもらえば良かったァー!!」と
90パーセント後悔♪
始発で並ばないと手に入れられない
プレミア本も数多くあったようで、
「そんなに売れるんだったら
もっと多く刷ったらいいのにな。
みんなのためにもなるし」と
つくづく思いました。プレミア商法というやつだろうか?
なにせ二人とも時間が余っていたので、
自分が買った同人誌を喫茶店で読み合う。
一般的な空間でこんなことするのは
本当はよくなかったな、と反省;
友人と別れた後、バスの停留所まで行きましたが、
今回は宅配便を一切利用せず、
買った同人誌を一式丸ごと持ち歩いた上、
キャリーバッグなどもなかったので、
周りの人に振り替えられるくらいの
重装備になりました。肩がガガ
そんなこんなで、あっという間の4日間でした。
夢のような楽しい日々でしたが、反省点も色々ありました。
最大の反省は、スケッチブックを
厚かましく頼み過ぎたこと。
2日目に早く入場できたことで浮き足立って、
開場前に尊敬するサークルさんの所に
押しかけてしまったのですが、やはりご迷惑だったようで…
一応設営も終わって
じっとしていらしたので突撃したのですが、浅はかでした;
その点は非常に悔やんでいます。
他のサークルさんにも結果的に
お手間をかけてしまい……
「スケブを描いてもらうのは当たり前」とは
さすがに考えてはいませんが、
コミケというのはサークルさんにとっても
殺人的に忙しい、特殊な場所なんだ、という
認識をもっとしておくべきでした。
「相手の気持ちを考えて行動する」という、
自分の最大の課題の未熟さが露呈してしまい、
申し訳なかったです。
あとは、接客時にも思いましたが
滑舌の悪さと声量の小ささ。
「声が小さい=丁寧」という謎のイメージがあり、
無意識に声をセーブしてしまうのです。
もっとカラオケの時みたいな声を出せるようにせねば。
ネガティブな反省の一方で、
ポジティブな活力もすごく補充されました!
どの作家さんの作品も愛情に満ち、
皆さん輝いていらっしゃり、素敵でした。
さらに、ツイッター仲間さんをはじめ、
数多くの方々と会え、大切な思い出ができました。
しがない大学生の自分が、こうして
同人作家の方々と向き合って話せることは、
数年前には考えられない奇跡。
人に恵まれた旅行でありました。
肩を並べられるよう、
きちんと一から己の画力や作品に
向き合いたいと思います!
という訳で、お疲れ様でした!
……と、言いたいところですが、
来週、今度は大阪で
「スーパーコミックシティ」、
さらに再来週に東京で
杏さやオンリー「一人ぼっちは寂しいもんな」という
天国のようなイベントがあるようなので、
足を運びたいと思います(白目)
いただいてばっかりだったので、
今度は差し入れなど、こちらも何かできたらと。
「好意の押しつけ」にならないよう、
客観目線を持って、作家さんたちの後を行きたい。
そして、自分もいつか!!
【本日の1枚】
愛に溢れてます。感謝。