キリンジ・ビルボード大阪上陸!
11月の末日、敬愛する兄弟ミュージシャン、
キリンジのライブに行って参りました!
新アルバム『SUPER VIEW』の発売後一発目にして、
初の「Billboard Osaka」でのライブ。
さらに、ボーカルにして弟の泰行さんが今春で脱退されることもあって
ファンの思いもひとしおです。
テーブルに座ってお酒や料理を楽しみながら、
ミュージシャンのすぐ近くで演奏を楽しめる、上品なオトナの空間。
いわば高級ライブハウスのビルボードは
競争率が高く予約も大変なので、
元々行くのは諦めていました。
ですが、いつもお世話になっている
なんと自分の分まで席を予約してくださり、参戦できることに。
キリクラの皆様には何度感謝してもしきれません(;ω;)
しかも、1stと2nd、同日に2回ある公演を
両方見られるという贅沢。
念願のビルボードデビューが叶いました。
キリンジライブ限定メニュー!
いずれもファンをクスリとさせるネーミング。
しかしお値段もSUPER VIEW。
カクテル三種。
「3&7beer」はビールなのに甘く、
「エイリアンズ」は見かけよりかなり強い、とのこと。
「BUOYANCY」は泰行さん曰く、
「うめぇよ!堀込!」な味だそうです。
以下、ライブ本編の感想など。
ファンの方はネタバレにご注意ください。
【1st】
1曲目が何なのか色々予想しましたが、
新アルバムと同じく、早春からスタート。
皆さんの喜びを表すかのような壮大なメロディが始まりを告げます。
兄、高樹さんのダブルネックギターがステキ。
続くTREKKING SONG、
新アルバムで個人的に一番好きな曲で、早くも瞳がうるみました。
ハイライトは何といっても
高樹さんが最後に笛を取り出し、吹き始めた所。
なぜか拍手が巻き起こりました、面白かった…
ここでMC、泰行さんが「今回の曲順はアルバム通り」と発表。
しかし「もっと後に言えば良かった」と早々に後悔。
トークもどこかぎこちなく、挙句に
「1stはいつもこんな(緊張した)感じ」と言ってしまい
高樹さんにたしなめられてました。
やっぱりお二人でもビルボードは緊張するのでしょうか。
という訳で、以後もアルバム通りに進行。
皆さん毎回楽器を持ち替えていて、大変そうでした。
ギターの格好いい茨にくちづけをでわっと沸き立ち、
涙にあきたらに癒されたあと、
問題のいつも可愛いへ。
いやはや、兄さんセクスィ。
曲の最後、メンバー全員の男性ボーカルの
「い~つも~かわい~い~」というハーモニーが
ちょっとシュール色気たっぷりでした。
今日の歌もしみじみと良かった。
震災ソングかつロック系の祈れ呪うなは
一番の盛り上がりでした。
ノリ過ぎて周りにドン引きされたやも;
その後は一転して、バターのようにでまったり。
手を合わせて歌う兄さんの可愛さやいかに。
竜の子にて兄弟のハーモニーを堪能し、
新アルバム曲を一巡した所で一度演奏終了。
アンコールでは、「懐かしい曲をやります」とお二人。
まずは予想外、1枚目のアルバムの曲、太陽の午後。
ライブで聴くのは初めてで、優しい歌詞とメロディにほっこり。
続いても泰行さんのカメレオンガール。
最近のライブでもおなじみ。
さらに、高樹さんの初期の名曲、雨を見くびるな!
この曲でキリンジを好きになった人も多く、
それを生で聴けるとは!
最後は、鉄板のエイリアンズでしっとりと。
1stは少し緊張もある、落ち着いたライブになりました。
【2nd】
続く2nd。先ほどとは座席も変わり、
今度は会場全体を見渡せる後ろの位置に。
2回目も曲順は1stと同じ。
ですが、2回目は1stのような小さなミスもなく、
演奏もリラックスして、ぐっと良くなっていたように感じました。
単に自分の聴いている場所が違うからかもしれませんが。
お客さんも、お酒が回ってきたからか
1stよりも柔らかい雰囲気に。
曲に聴き入るお客さんの表情も見渡すことができて、
1回目とはまた違う楽しみ方ができました♪
本編の9曲が終わり、アンコールをする間、
隣の初対面の方に話しかけていただけることも♪
緊張して上手い返しはできませんでしたが;
2ndのアンコールも最初は同じ編成。
「1stとどこか変えてくれるのかな……」
と、否応なしに期待が高まります。
意外なことに、雨を見くびるなまで歌った時点でアンコール終了。
ここで、皆さんが舞台から去る際に、
キリクラの方が泰行さんに花束とプレゼントの差し入れを!
さらに、テーブルを立った
他のキリクラの方々がメンバーとハイタッチ!
これぞ関西キリクラの底力。
非常に羨ましかったです。
プレゼントも笑顔で受け取ってもらっていました♪
あとで渡した方に聞いたら、プレゼントの中身は
「京都名物のポン酢2本」だそうです。な、なぜに?
ここからが1stと異なっていました。
自分を含めまだ興奮の冷めやらないファンたち、
公演終了のアナウンスもお構いなしに、手拍子を鳴らし続けます。
そして、なんと2回目のアンコール。
座って見れるビルボードなのに
みな立ち上がり、拍手で迎えました。上から見ると圧巻。
やっぱり、立ってノリたくなりますよね。
ご本人らも予想外だった様子。
ここでエイリアンズをやるのかな、と思いきや、
高樹さんが「渋い曲をやりますが、大丈夫ですか」と。
そうして前奏が始まりましたが、まだ何の曲か分からず。
あれこれ考えあぐねている中、
泰行さんが第一声の歌詞を。
「夜の終わりを歩くのさ……♪」
CHANT!!!!!じゃないですかやったー!!!!!
分かった瞬間、リアルに「よっしゃあ!!」と
声に出して叫んでしまいました…!
ライブで聴くの初めて、しかも泰行さんの歌の中で
1、2を争う大好きな歌なもので、
本当に嬉しくてニヤニヤが止まりませんでした……
この曲を聴けただけでも来れた甲斐がありました!!
さらに、トリはまさかの嫉妬。
こちらも非常に好きな曲で、なんという俺得編成よ。
暗めの歌で締めるという、
少し珍しいパターンとなりました。
熱狂の中、ビルボードの夜は幕を閉じました。
しっとりと良かった1stと比べ、
2ndはまさにライブらしい、非常に盛り上がる展開でした。
2連続で見るのは初でしたが、
新しい発見もあり、非常に有意義な経験が出来ました。
終わる頃にはすっかり深夜ながら、
皆さん語り足りないご様子。
キリンジが変わっていっても、
皆さんともずっと仲良く居続けられますように…
次にキリンジを観に行くのは
12月8日と9日の、ラフォーレ六本木での東京公演!
初の東京遠征、新幹線にうまく乗れるのか不安。
【今日の1枚】
ビルボード前にて。うーん、マンダム