しこうけいさつ24じ・広報部

カップリング二次創作の個人サークル「しこうけいさつ24じ」(代表:眠れる兎6号)の活動記録や、日々の雑記など。(Twitter:@nemureruusagi06)

アニメ『琴浦さん』聖地巡礼&温泉鉄道旅行【前編】

4月30日から5月2日にかけて、

以前に群馬県の聖地巡礼旅も一緒した友人と、

アニメ『琴浦さん』の聖地である

鳥取県琴浦町を中心に、

様々な場所を巡って参りました。

今回は鉄道を使わず、

レンタカーを借りての初の車中泊旅行。

2人ともほぼ免許取ったきりの初心者な上に、

自分は以前にもレンタカーに傷をつける

大失敗をやらかしておりまして。

出発前は冗談抜きで命の覚悟をしてました;


【1日目】

早朝に自宅付近のオリックスレンタカー

ダイハツのムーブを借り、兵庫住みの友人を迎えに。

が、いきなり道を間違えて

住宅街の細道に入ってしまい悪戦苦闘。

1時間以上の遅刻orz

だが運転の練習にはなった(ポジティヴ)

一日目の目標地は島根県

道中で運転を代わってもらったりしながら

ひたすらに高速を走ること半日。

夕方頃になんとか出雲大社に到着。

でっかい鳥居を抜け、久遠の緑の中へ。

マイナーな話で恐縮ですが、

小学生時代にプレイした

日本の各地を冒険するnintendo64のゲーム、

がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり』の

BGMが脳内に流れ、テンション上昇。

出雲大社もゲーム内で出てくるのです。

ぶっといしめ縄!

縁結びで有名な神様に、

琴浦さんが真鍋に出会ったように

自分にもリア充チャンスがありますように……

と、よくわからん願いを。

曇り空に夕陽が映えて綺麗でした。

そのまま友人の案内で

一畑電車出雲大社前駅へ。

日本最古級の電車である

デハニ50系・52号車が展示されていました。

今は運行していませんが、

中に入って自由に見学できます。

イベントの際には運転も体験できるそうな。

ノスタルジーを感じる。

『RAILWAYS』という映画にも登場したようです。

さらに鉄道をはしご。

近くの大社駅へ。

昔に使われていた駅で、

中は資料館になってます。

残念ながら時間が遅く

行った時には閉まっていましたが。

え、SL!!

この機体も展示車両。

駅の跡地と合わせて

鉄道好き心をくすぐられます。

夜に宙へ走り出したりしないかなあ。

出雲付近の探索を終え、温泉を求めて

夜の車道を恐々運転。

道中のガソリンスタンドの

おじさんがいい方で落ちつけました。

おかげで温泉施設

割烹温泉ゆらりへ到着。

夜9時過ぎだというのに

多くの車が停まっています。

美人湯が有名な地域ということもあり、

透明度の高い上品なお湯でした。

群馬の水上温泉

よりさらりとさせたような印象。

掛け流しのお湯を存分に楽しみ、

湯上りにフルーツ牛乳

運転でヘロヘロに消耗した気力が

すっかり復活しました。

夕食後は海沿いに進み、

公園の駐車場で人生初の車中泊

車内でてんやわんやし、

誤ってハンドルに触れて

ラクションを鳴らしてしまったりと

かなり迷惑をかけてしまいましたが……

なんとか座席もフルフラットにでき。

寝袋を二つ並べて横に。

背の高い友人は少し窮屈そうでしたが、

自分はぴったりでした。

ここで友人が本性を……♂

なんてことはなく、平和に眠りました。

けっこう寝心地は良かったです。

友人の寝息の音が独特で戸惑ったが。


【2日目】

島根から鳥取に移動し、

いよいよ一番の目的地、琴浦町へ。

山や緑に囲まれた景色が綺麗。

ラジオではクラシックが流れていて、

メンデルスゾーン作の

『最初のワルプルギスの夜』なる曲が。

無駄に興奮するまどマギ厨。

メンデルスゾーンって名前も厨二っぽ(略

そんな訳で浮かれてますが、

琴浦町の名所の一つ、鳴り石の浜へ。

アニメ『琴浦さん』でも提供画面で登場。

波で削られて自然に丸くなった石が並ぶ

一風変わった海岸で、その名の通り

波にもまれた丸石が音を立ててました。

うーん、癒される音色。

海の景色を堪能し、お目当ての

琴浦町役場分庁舎へ。

外観は普通の建物で

琴浦さんの気配もないのですが、

入っていきなり、巨大4コマがお出迎え!

さりげなくもしっかりプッシュされてました。

愛が感じられて嬉しい。

窓口で売られているという

琴浦さんの名刺を見に、

2階の観光協会の窓口へ。

当たり前と言えば当たり前ですが、

琴浦さんのコーナー以外はいたって真面目な役所。

仕事を熱心にこなす役員の方々の

側を通っていくと……

ありました! 印刷も綺麗。

土日祝日は残念ながら買えないのでご注意。

友人と共同購入しました。

なんとも言えない琴浦さんぬいぐるみや、

原作者、えのきづさんの色紙も。

窓口の方の話だと、放映終了後の今も

ちらほら人が訪れるのだとか。

怪しい笑みを浮かべる自分にも

懇意に接してくださいました。

他の役員の方にも挨拶をいただけてほっこり。

役員の方に教えてもらった、大きな土産屋

物産館ことうらへ。

ここでも巨大4コマは健在。

イベント限定のグッズもしっかり販売中。

つるぺたキーホルダー」が哀愁を放ってました。

ここで友人が琴浦さんぬいぐるみを購入。

勇者やでぇ……

車のフロントガラス部分に

ぬいぐるみを鎮座させ、

近くの道の駅ポート赤碕にある

日韓友好交流公園・風の丘に。

こちらもアニメの提供画面に登場。

ここだけ日本ではないような

エキゾチックな空間でした。

「恋人の聖地」にも認定されているらしく、

漢二人で縁を深めてきました♂

提供画面の再現もやってみました。

後ろの石の風車は実際に回っていて

ちょっと圧巻。

提供画面シリーズが続きましたが、

次は正真正銘の聖地、

第4話に登場した浦安駅へ。

アニメ第4話より

アニメの中では

琴浦駅」に名前が変わっている上

色合いもけっこう違いますが。

鉄道好きの方にもおすすめな情緒ある駅。

アニメを見ている時は

「駅だけじゃなくて、もっと

琴浦町の色々な場所を背景に使ったらいいのに」

なんてことを考えていました。

が、実際に町中を走ってみると、

意外とアニメに使えそうな場所は

少なかったのかもな、と認識を改めました。

(現代的な商店街や駅前広場とか)

たまこまーけっと』や『たまゆら』のような

地域性を重視したアニメならいいのでしょうが、

琴浦さんの話自体は

それがメインじゃないですしな。

とまあ、そんなことを考えていたら

お腹が減ったので、琴浦町のグルメを食しに。

浦安駅近くのお店「くつろぎ亭ひこべえ」にて

豚骨ならぬ牛骨ラーメンを注文。

独特の風味があり、しかも

豚骨よりあっさりとした上品なダシで、

関西人が好きな味やも。

スープも飲み干してしまいました。

だが、まだ胃袋は満足せず。

先ほどの物産館ことうらに舞い戻り、

食堂であごかつカレーに挑戦。

豚のあごの肉のカツ(By御船部長)

……ではなく、トビウオのすり身のカツ。

「あご」は鳥取の方言でトビウオのことだそうな。

トンカツをイメージして齧ると、

予想以上にあっさりしていて驚きました。

かまぼこのようなしっとりした食感と

さっくりとした衣が不思議な組み合わせ。

さらに、すり身の柔らかさの中にも

骨せんべいのような硬い感触があり、

心地よかったです。

奥深い旨味が口中に広がって、大満足でした。

ぜひともまた食べに来たいレベルの旨さ。

腹を満たした所で、琴浦町をあとに。

黒皮スイカ「がぶりこ」といったグルメなど

まだまだ見れていない場所もあるので、

また再訪したい。

願わくば『琴浦さん』の二期を……!

長くなってしまったので、ここで一段落。

後編はこちら