しこうけいさつ24じ・広報部

カップリング二次創作の個人サークル「しこうけいさつ24じ」(代表:眠れる兎6号)の活動記録や、日々の雑記など。(Twitter:@nemureruusagi06)

アニメ『琴浦さん』聖地巡礼&温泉鉄道旅行【後編】

前編はこちら

タイトルは前編と同じく

琴浦さん聖地巡礼となってますが、

後編の内容は温泉と鉄道関連が中心で

ほとんど『琴浦さん』要素はありません。

ご注意ください。

2日目の午後から琴浦町を出発し、

鳥取の名所、鳥取砂丘をチラ見。

うーむ、鳥取砂漠。

あいにくの悪天候だったため

奥まで行くことは断念しました。

ラクダに乗ることもできるみたいなので、

また家族で来たい。

色々動き回り汗をかいたので、

今回の旅行2つ目の温泉、

七釜温泉ゆ~らく館へ。

のどかな田園の中にちょこんとあります。

その名の通り、大きな釜の露天風呂が名物で、

ここも源泉掛け流しというありがたさ。

釜は二人で入ってもゆったりできるサイズ、

一人だと全身を伸ばせました。

うっすら黄金色で、

ほろりとした苦味と塩味のあるお湯は

薄すぎず濃すぎずのいい塩梅。

昼過ぎだったため明るく、

立ち上る湯気がはっきりと見えました。

昼から入る温泉も乙なものだな、と極楽の一時。

キリンジのお風呂ソング

『黄金の舟』を熱唱しました。

温泉の入口ではなぜか

カブト虫の幼虫が持ち帰れる仕様で謎の感動。

店のおじさんがわざわざ掘り起こして

見せてくださいました。

……深いな。

ここで鳥取に別れを告げ、お隣の兵庫県へ。

海沿いのドライブコースが非常に爽快。

兵庫には西宮や神戸など行ったことあるし、

まあまあ詳しいよ、と

生意気にも思っていましたが。

まだまだ自分の知らない

ディープスポットがあったのです。

友人の希望で、山の中の餘部という場所へ。

なんでもここは鉄道好きの聖地のようで、

巨大な余部橋りょうが名物なんだとか。

で、でかい!

この鉄りょうは近年に建てられたもので、

元々は余部鉄橋という

赤い鉄製の橋が使われていました。

山と海に囲まれたいわば陸の孤島餘部では、

鉄道はなくてはならない交通手段。

山中に鉄道を通すため、頑張って作られ、

観光名所ともなって活躍していたのだそうな。

しかし、非常に風の強い餘部

1986年に強風のあまり、

走行中の電車が橋から落下する

痛ましい事故が起こってしまいました。

安全性などの問題から、

2010年に今の橋りょうに建て替えられましたが、

鉄橋は一部分が残され、今も

かつての姿を眺めることができます。

鉄橋に思いを馳せている中、

唐突に目に飛び込んで来た

かわゆい顔出し看板に驚愕。

『ゆりてつ』という松山せいじ氏作の

鉄道漫画の絵なんだそうで。

百合好きの自分、

がぜん興味が湧いて来ました(そっち)

無人の資料館兼グッズ販売所には

作者の別作品の色紙も。

萌え成分も補給した所で、

今ももちろん現役の

余部橋りょう上にある、JR餘部駅

そこまで登ってまいりました。

道中にも絶景が広がっています。

並ぶ新旧ふたつの橋。

伊勢の虎尾山を彷彿とさせる

山の半野道を進むこと十数分、餘部駅に到着!

昔使われていた線路の上を歩けます。

さらに、5月3日からは

鉄橋の上も公開され、

中に入れるようになるんだとか。

我々が行った日は5月1日。惜しい。

ホームの中には巡礼用のノートが。

自分も書いてきました。

こういうノートというのも巡礼の醍醐味ですな。

せっかくなので、電車が来るのを待ちました。

去り際にパチリと一枚。

自分自身、今まではそこまで

鉄道好きという訳ではなかったのですが、

今回の旅行でかなり目覚めました。

特に古い鉄道、ノスタルジーを掻き立てられます。

鉄道を満喫したところで、再びレンタカーに。

夜の曲がりくねる山道をひたすらに疾走します。

ホラー談義にも花が咲く。

幸いおとろしい目に遭うこともなく、

ぶじに本旅行3つ目の温泉、

円山川温泉に。

ずっと暗い夜道ばかりだったので、

着いた時の安堵感がハンパない。

入口の周りに置かれた植木鉢の花が

とても綺麗で癒されます。

ここも掛け流し、しかも温度調節もなし!

本当にちょうど入浴できる温度で

湧き出しているらしいです。

熱いお湯好きの自分には

少しぬるく感じられましたが、

それだけにのぼせたりすることもなく、

まったりのんびりできました。

露天風呂のお湯がぬるくなり過ぎていたのは

残念でしたが;

お湯はうぐいす色の、濃くも透明なお湯。

ミネラル濃さそうなしっかりしたお湯。

今まで経験したことのない

新しいタイプで嬉しかったす。

ここのシャンプーとボディソープ、

ボトルに名前が書いておらず、

使おうとして、どっちか非常に悩みました。

片方はピンク、片方は黄色。

手の中で泡立ててみたりして悩んだ末、

お風呂好きの威信を賭けて

黄色の方で頭を洗いましたが、

ふと正面を見上げると、

「ピンク色の方がシャンプーです」の掲示

は、謀ったなぁ!?(自分が見落としただけ)

記憶が曖昧なので、もしかしたら

色が逆やったかもしれないです。

施設内は元温泉旅館といった感じで

使われていない場所もあり、

なかなかに風情があります。

探索してみたいな、と友人。

なかなかの秘湯ゆえ、

地元の方以外はあまり訪れないのだそう。

もったいない!

皆さんもお近くに立ち寄りの際は

ぜひとも。おすすめです。

入浴後は人気も灯りもほぼ全くない

山中の公園まで移動し、車中泊

雨は降るわでメチャクチャ怖かったです。

いつ何があっても逃げられるよう心構えをし、

再び友人と並んで寝袋装着。

ここで自分が本性を現し♂

なんてことはなく、平穏に眠りにつきました。


【3日目】

何事もなくぶじ起床。

とうとう最終目的地の、著名な城崎温泉へ。

文豪・志賀直哉の小説にも登場する温泉地、

前々から行きたかったのがついに叶いました。

この柳の通りは有名だそう。

今回は叶いませんでしたが、

浴衣と下駄を引っ掛けて

カラコロと歩いてみたいもんです。

城崎温泉と言えば、外湯巡り。

全7ヶ所の温泉施設が1000円で廻り放題!

ICカード一枚を入り口でかざすだけで

入場できるのです。時代ですな。

早い所では朝7時から開いており、

一番乗りの人は一番札が貰えます。

施設によって営業時間は違いますが、

GW中は全施設営業とのこと。

今回は時間の都合もあり

4つのお風呂に入りました。

一日に7つはさすがに大変なので、

2回に分けるのがいいかも。

最初は一の湯へ。

洞窟風呂が特徴です。

城崎の温泉は透明な、ほどよい濃さのお湯。

まさに王道の温泉。

広々としていてジェットマッサージも楽しめる、

さすがは有名地の風格。

まさに理想通りの朝風呂を楽しめました。

湯上りといえばやっぱりこれ。

全温泉施設に設置が義務付けられないかしら。

続いては地蔵湯

入り口にきちんとお地蔵様が。

こちらは少しこじんまりとした、

庶民性を感じる空間でまた良かったです。

子どもも安心して入浴できる親子風呂が可愛い。

さらに続けて、鴻の湯

庭園露天風呂があります。

底の丸石が不思議な感触。

お湯自体はどこの施設でも一緒で、

友人曰く、7つの施設で

お湯を循環させているとのこと。

スケールがでかい。

ここでは、湯上りに

見知らぬおじさんが話かけてくださいました。

ろくな対応もできませんでしたが、

こういうのも温泉のいい所だなあ、としみじみ。

ここで一休み、城崎温泉の源泉へ。

二人とも朝ご飯を食べていなかったので、

近くの売店で食料調達。

ありました!温泉たまご!

前々から温泉地に来た際には

やってみたいと思っていたのです。

自分で生卵を買って作るシステムでした。

意気揚々と購入して

漬けて待つこと十分ほど。

いい具合に半熟に!

「エッグカッター」なる

斬新な道具がありました。

塩をかけてスプーンで食すとろとろの卵は

涙が出そうなほど美味しく、

日本人に生まれたことを感謝。

売店近くの薬師寺にもお参りし、

いよいよ最後のお湯、御所の湯へ。

な、なんと立派な門構え!

今回の回る順番は友人が決めたのですが、

その理由が分かりました。

中のお湯は天空風呂なる、

木の枠組にガラスが張られた

非常にでっかく見ばらしのいいお湯。

さらに、露天風呂のすぐ側を流れる滝!

絶景をすぐ側で楽しめます。

トリを務めるにふさわしい、豪華なお湯でした。

子供がとても喜んでいた。

友人が以前城崎温泉に来た時は休日で、

浴槽に入れない場所があったほど

混雑していたそうですが、

今回は平日のため快適に楽しめました。

座り湯で友人と

プリキュアやらアイカツやら

いろいろな話をしました。

自分の子供が欲しい、

一緒に旅行に行きたいと友人。

もし女の子なら一緒にプリキュアを見るそうな。

俺もだぜ!(腐)

心ゆくまで城崎を堪能し、

後ろ髪を引かれつつ、日常に戻るため

温泉街を後にしました。

最後は友人の地元、

西宮の丸亀製麺で遅めの昼食。

おつかれさまでした。


散々心配していた、

自動車事故を起こすこともなく、

ぶじ友人を送りつつ帰路につけました。

旅行の話を聞いた祖母はずっと

仏壇で祈ってくれていたらしく、

いろいろな人やものに感謝です。

友人は翌日からまた旅行に行くらしく、

このブログを書いている今も

絶賛旅行中です。脱帽。

非常に濃い3日間を楽しめました。

贅沢した分、勉強の方も気合い入れんとな。

【おまけ】

琴浦町でもらった

琴浦さん』のコラボパンフレットと、

城崎温泉のスタンプ。

また行きたい!

お読みくださり、

ありがとうございました♪m(._.)m