しこうけいさつ24じ・広報部

カップリング二次創作の個人サークル「しこうけいさつ24じ」(代表:眠れる兎6号)の活動記録や、日々の雑記など。(Twitter:@nemureruusagi06)

オタク大学生の北京留学 (3)観光・万里の長城編

前回からの続きです。

この記事では万里の長城を中心に、

京劇、天壇公園と虹橋市場、雑技についてもご紹介。

移動手段はいずれも北京大学のバスでした。


【湖広会館(京劇の劇場)】

京劇とは、中国の伝統的な戯曲の一つ。

特有の濃い化粧と、やたらと鳴る楽器が特徴です。

湖広会館は外国人観光客向けの劇場とのこと。

舞台の両端には電光掲示板があり、

劇中歌の歌詞などが表示されます。

中国語なので分かりませんでしたが(爆)

京劇の題名は「孙悟空三打白骨精」。

有名な孫悟空の話だったので、

台詞が聞き取れなくても

だいたいの展開は分かりました。

左にいる背中の派手な人が悪役の白骨精、

右の二人が三蔵法師沙悟浄

劇中は撮影も自由です。

30秒に一回くらい挟まるドヤ顔、

そしてひたすら鳴り響く太鼓の音。

かなり騒がしかったですが、

楽器がなかったら意外と地味かもしれない。

真ん中の紫の人は猪八戒

コミカルな役で面白かったです。

また、後半に孫悟空が戦うシーンでは

如意棒を回転させたり

敵の武器を空中キャッチする場面もあり、

京劇というより曲芸のようでした。

飽きさせない工夫なのでしょうね。


【天壇公園・虹橋市場】

世界遺産天壇公園

中国の観光のシンボルにもなっているとのこと。

広い公園内にさまざまな祭壇があります。

写真は一番有名な祈年殿。

圜丘壇という祭壇の真ん中は記念撮影で大人気。

子供たちが微笑ましい。

天壇公園の後に行った虹橋市場

市場、と聞いて

素朴感あふれる出店の通りを期待していたのですが、

実際はガチのショッピングモール。

商品は電化製品やブランド物の模倣品がほとんど。

あまりの数の多さに思わず笑いが浮かびました。

やはり日本人はカモらしく、

歩いていると「コンニチハ」「ヤスイヨ」と

しょっちゅう片言で声を掛けられます。

中には「トモダチ!トモダチ!」とだけ連呼する人も。

お前は20世紀少年か。

もし買うつもりでも、値切りは必須。

中国は値引き交渉が当たり前の国で、

最初は普通に高額をふっかけられます。

(ちゃんと値札のある店は別ですが)

とはいえ、慣れないとやはり難しいので、

比較的やりやすいこの場所で

練習してみるのもいいと思います。

ただし、向こうも手慣れていて

そんなには負けてくれませんが。

また、値引きさせておいて買わないと

キレられることもあるので注意。

友人は店員にTシャツで殴られたと言ってました;

さらに、中には強引に

腕を掴んでくる店員もいるので、

興味のない時は高速で通り過ぎるか

思いっきり振り払いましょう。

特に2Fの財布ゾーンにはご用心。

あれこれ書きましたが

あんまりお勧めの場所ではありません。

中国特有のものもあまり無いですし。


慕田峪長城(万里の長城)】

個人的に一番行きたかった所!

マニアックな話で恐縮ですが、

思い出のレトロゲームガイア幻想紀

この万里の長城が出てくるのです。

行方不明になった父を捜すために

少年テムが、ナスカやピラミッドなどの

世界中の遺跡を探検するこのRPG

本当に世界中を冒険しているかのようで、

幼い頃に胸を膨らませたものでした。

「いつか本当に行ってみたい」という果てなき夢がついに一つ叶い、感激です。

途中までは徒歩で行くか、

ロープウェイで楽をするかが選べます。

個人的にはロープウェイを強く推奨。

乗っても十分に歩くことになりますし。

絶景にテンションが上がりまくり。

ゲームの再現もやってみました。

飛び降りたテムが華麗に着地するシーン!

よくよく見たら手が逆だったorz

そして戸惑う周りの人々。当然である。

テムの必殺技「スピンダッシュ」!

マリオトルネード的なやつです。

目が回りました。

あの先にロブがいるんだ!

…とまあ、常時こんな感じで

テンションは高かったのですが、

なにせ山ですので道はけっこう険しいです。

日差しが強かったこともあり、

自分含めみんなバテていました。

水分は必須です(現地で買うと高い)

それでも自分を奮い立たせ、

奥の方まで行ってみると、

なんと道には誰もいない!

iPodで「ガイア幻想紀」のBGMを流しながら、

完全にテムになりきることができました。

いやはや、楽しかった!

山の景色も素晴らしく、絶景を眺めながら

ミュージシャン・キリンジのアルバム

「SUPER VIEW」の前半3曲を聴く、なんて

贅沢なこともしました。

偏った話ばかりですみません。


【朝陽劇場(雑技の劇場)】

京劇に続いて雑技も鑑賞しました。

中国といえばやっぱり雑技団。

制止画だとすごさが伝わりませんが、

人の頭の上で逆立ちしたり、

自転車に10人くらいが乗ったりと、

超絶技巧の連続でした。

個人的に一番楽しかった帽子を使った雑技。

高速で帽子を交換したりします。

一番すごいと思ったのは

トリのバイクを使った雑技でした。

大きな球型の檻の中にバイクが何台も入って、

そのままぐるぐる疾走!

少しでもズレればお互い衝突して大事故です。

どうやって練習したんだろう。

ぜひとも生で見て欲しい技です。


続きます(^_^;)