しこうけいさつ24じ・広報部

カップリング二次創作の個人サークル「しこうけいさつ24じ」(代表:眠れる兎6号)の活動記録や、日々の雑記など。(Twitter:@nemureruusagi06)

オタク大学生の北京留学 (6)観光・完結編

前回からの続きです。

観光の記録もこれで最後。

この記事では盧溝橋北京動物園

清華大学西単をご紹介します。

【盧溝橋】

日中戦争の引き金となった、

盧溝橋事件の起きた場所。

近くには「中国人民抗日戦争記念館」があります。

日本における広島平和記念資料館のように、

中国の目線から戦争の歴史を伝える資料館です。

まず驚いたのは、説明文に

日本語訳が付いていることでした。

日本は加害者側である以上、

責められる立場なのですが、

それをこちらも理解できるようにしているのは

公平さを感じます。

ただ、戦争を繰り返してはいけない、というよりは

徹底交戦した共産党を讃えるような

表現や記述が多く見受けられました。

日本軍が行ったとされる、南京大虐殺の記述。

惨たらしい写真が多く、衝撃を受けました。

とはいえ、30万人はいくら何でも……

かといって、

無かったと言うつもりも

正当化するつもりもありませんが。

当事者の目線はどちら側にせよ

どうしても偏りますし、

第三国に判定してもらうのがいいのかも。

ですが、少なくとも

中国の人はこの記述を真実と思い、

反日感情を抱いていくのだと考えると

少し怖いです。

こちらも意外なことに、

結びはきちんと

友好の言葉で結ばれていました。

記念館近くの盧溝橋。

両端の獅子が楽しいです。

個人的にはおみやげ屋にあった

トランプの方が気になってしまった……

カードキャプターさくら」まであるとは。


北京動物園

地下鉄に「北京動物園」という駅があり、

北京大学からも割合近いので

けっこう気軽に行けます。

「せっかく中国に来たんだから

パンダを見たい!」ということで

ルームメイトと男二人でぶらり旅。

立派な入場口。

学生証を見せたら割引料金で入れました。

パンダはやっぱり一番人気。

こちらは屋内の檻。

外の檻はわりかし

どこも草がボーボーでした。

こちらの方が野生っぽくていいのかもしれない。

パンダ以外の動物もいくつかご紹介。

たぬきは尻尾がフサフサで

非常に癒されました♪很可爱!

餌やり禁止なのに

お客に餌をあげまくられていた熊。

実際に見るとやっぱり勝てる気がしない。

ワニの寝顔が思ったより可愛かった。

お昼過ぎだったので、みんなおねむの時間。

他にライオンなんかも爆睡してて、

距離も遠かったので

背中しか見えませんでした(^_^;)

衝撃だったのが爬虫類館のヘビ。

ネズミが居るので

一緒に住んでるのかなー、と思いきや

蛇のごはんでした。

こんな自分よりも一回りも大きいネズミを

丸呑みするのか……

わざわざまだ食べないうちに入れいでも;

園内には他に、

水族館やペンギン館もありましたが、そちらは別料金。

時間とお財布との観点から断念。

かなり規模が広かったです。

丸々回るとわりと一日仕事になります。

トキなど、日本ではあまり見られない

動物もいるので、一見の価値あり。


清華大学

動物園のあとは、大学の日中交流会で

友達になった北京大学の学生さんと、

北大の近くにある清華大学へ。

中国の二大トップと称される

両方の大学に行くことができて少し嬉しい。

単に見に行っただけですが。

入り口では警備員が見張っていて

自由に入れる訳ではありません。

北京大学の学生証を提示したら

入れてもらえました。

蓮の花が名物だそうで。

大学内とは思えない、雅な場所です。


【西単】

最後の最後、おみやげをどうするか悩んだ末、

若者の街である西単(シーダン)に突入。

大規模なデパートや

ショッピングモールが立ち並び、

UNIQLOや無印食品などもあります。

さまようこと数十分、

大きなおみやげ屋を発見。

店ごとに小さなお菓子が大量にあり、

袋に自由に詰め合わせた後に

重さを量って値段が出るという寸法。

どのお菓子も平均、一つ20円くらい。

食べてはないので味は保証できませんが、

バラ買いできるのが魅力です。

個人的なお勧めは甘栗。

試食したけど美味かった。

あるお店では、大量に買い物したら

サービスで箱入りのお菓子を

プレゼントしてもらえました!

初めての経験だったので嬉しい。

詰め合わせの他にも、お茶屋

ちょっとお高い包装されたお菓子もあるので

必要なものを揃えやすいとは思います。


……という訳で、

初の中国留学は終了。

ひとまず無事に帰ってこれて一安心です。

これまでの人生で一番

充実していたと言い切れるくらいの毎日で、

最後にはもっと北京大学に居たいとまで

思い始めていました。

もちろん、中国内でも

最も恵まれた首都である北京だからこそ、

大変な思いもせずに済んだのでしょうが。

楽しむ、という点では満足でしたが、

肝心の中国語については

まだまだだなと痛感しました。

一ヶ月では到底

ペラペラ話せるようにはならず。

この留学を単なる旅行の思い出で

終わらせないよう、いっそう中国語をやらねば。

などと思いながら、北京を後にしました。

日本の空港にて。

片道3時間、遠いようで近い。

ここまでお読みくださり

ありがとうございましたm(__)m